こんにちは。志木SSの杉山です。
少し前の話になるのですが、目の不調で眼科を受診した際、長い待ち時間を覚悟して入ったのですが、たまたま隣に座ったおじいさんが「いい天気ですね」と声を掛けてくれました。その挨拶をきっかけに5月に年号が変わるねという会話になりました。おじいさんは昭和20年生まれということで終戦後の貧しさを経験し、その後の経済成長、更に昭和天皇崩御、平成へと時代が流れていき、また新たな時代を生きるという事でした。私は戦記物を読むことが多かったのですが、実際に生の声を聴けるという事が嬉しくいろんな質問をしてしまいましたが、おじいさんはそんな私に優しくわかりやすく答えてくれました。
特に興味深かったのが、天皇陛下の生前退位についてのことでした。それまで、天皇陛下について深く考えたこともなかったのですが、おじいさんとの出会いをきっかけに皇室の事や天皇陛下、また奥様である皇后陛下について気になり、その類の本を数冊読んでみました。読んでみると平成天皇が皇太子時代の生活や思っていたことなどがとても人間味のあり私達には想像しきれない葛藤があるなか、天皇としての務めを果たしてこられたのだなと考えさせられました。
今回たまたま声を掛けてくだっさた、おじいさんのおかげでまた一つ学ぶことができ、とてもいい出会いだったなと感じました。
今後も様々な出会いがあると思いますが、自分の中に吸収できることがまだまだたくさんあるのだという事をたまに思い返しながら生活していきたいと思います。